マツモトアートセンター

art cafe

art cafe vol.144

松澤宥「オブジェを消せ」 をめぐって

〜guest talk 写真家・長沼宏昌氏〜

2024.02.18 Sun.

Coffee + Drink  500

14:0015:30

※16:3018:00記念パーティ

 

同時開催中!!

『「オブジェを消せ」 松澤宥 』展

2024年2月2日(金)2時〜 2月22日(木)22時

場所:マツモトアートセンター

▹1階 GALLERY 1F
▹2階 GALLERY2F+多目的スペース
▹3階 事務室〈机上の現場〉

マツモトアートセンターでは、2月2日(金)〜2月22日(木)まで 『「オブジェを消せ」 松澤宥』展を開催中です。

松澤宥(1922年2月2日〜2006年10月15日)は、長野県諏訪郡下諏訪町に生まれ、同地を拠点に国内外に向けた表現活動を展開し、1960年代後半より物質か観念かの抗争の極北に位置した美術家と考えられます。

その、生涯にわたる思考に触れるには、残された膨大な資料の丁寧な研究が必要とされ、同時に、1970年代から現在に至る「描くこと」と「造形すること」の表現者側の思考の遍歴を考察していきたいと考えています。

このような展望の一環として、松澤宥の生誕100年にあたる2022年に、当時のデータを参考に文字のみを再現した「私の死(時間の中にのみ存在する絵画)1970年現代日本美術展(東京ビエンナーレ<人間と物質>東京都美術館 東京)」を、当センターの2階の空間で展開しましたが、その地平から、「量子芸術宣言」1992(岡崎球子画廊)刊行にいたるまでの松澤の思考と行動の工程を探りたいと考えています。

また、2024年6月は松澤が「オブジェを消せ」という啓示をうけてから60年目の年にあたるため、同時期に『オブジェを消せ』以後60年  松澤宥」展の開催を計画しています。

今回のプロジェクトは、ご本人より送られたラジオ番組の録音テープを再生し、そこで語られる「オブジェを消せ!!」という語りの語気を提示するとともに、声を聞いてからの年月を観想し、仮/citationとして1960年代後半より70年代前半にかけての思考を再検討する助走として位置付け、「オブジェを消せ」という啓示を受けた内容についての考え方を共有し、同時代の美術をあらためて捉ようとする試みといえます。

どうぞ、ご高覧をいただきますとともに、ご参加くださいますようご案内申し上げますます。

 

マツモトアートセンター

北澤一伯

 

参考:citation(英):書誌学における「参照」。記事に参考文献の書誌情報を添えること。

 

お問い合わせ 09096669455 (北澤)

 

【お問い合わせ先】

マツモトアートセンター 代表 北澤一伯 09096669455

MAIL:ipak.k@kitazawa.aor.jp

[主催] マツモトアートセンター

[場所] 松本市大手1-3-32笠原ビル マツモトアートセンター1階


・入場時はマスクをご着用ください
・出入りの際に備え付けのアルコールで手指消毒を行ってください
・ご入場の際、お名前とご連絡先のご記入をお願いいたします
・風邪の症状や発熱、体調に不安のある方のご来場はご遠慮ください
・混雑状況によっては入場制限を行う可能性がございます。また、社会情勢を鑑み予定が変更になる場合がございます。最新の情報はマツモトアートセンターホームページにてご確認をお願いいたします。

art cafeについて

●月に1回開催 19:00 open!

●会費:¥500(ドリンクつき)
●場所:マツモトアートセンター 1階 Eアトリエ
●電話でのお問い合わせ 0263-33-5511

*当センターには駐車スペースがありませんので、

     予めご承知おきくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。