第9回 書物とアート 演繹してみる
*終了しました。ご高覧ありがとうございました。
第9回 書物とアート 演繹してみる
古書と愛読書でつながるフリーマーケット
「書物と町」
2023年5月24日(土) 5月25日(日)10:00〜16:00
会場:マツモトアートセンターの1階通路、駐車場、
建物内の空きスペース
【同時開催イベント】
1)[繹の美卋 eki no mise]展
5月17日(土)~5月26日(月)
工藝デザイナー井出八州によるジュエリーショップ。
飯田屋との連動企画など。
2) 六九工藝祭 展示企1:「不完全」
5月24日(土)〜 5月25日(日)
GALLERY 2F
3)トークイベント「不完全」
5月25日(日)18:00~20:00(17:30~受付) ※参加費2,500円
三谷龍二、皆川明 他
お申し込みフォームのリンク
https://www.mina-perhonen.jp/online_store/TK0150
【内容と考え方】
意識空間としての地方。
会場周辺は『今町』と呼ばれています。
通りの向かい側は、寛政八年創業の飯田屋飴店。その脇には昭和初年の旧町名は南新道町と記した石碑。
もしも、この町の一角に毎年同じようにアート・プロジェクトが立ち上がり、そのプロジェクトには、「書物」をテーマにしたフリーマーケットと、陶芸や工芸を制作する造形作家との、時代を経ても変わらない交流メカニズムが仕組まれ、その場所に立ち会った彼/彼女の心に、各々持っていた問題が形として顕れて、もしくは問題を発見できる課題に変容されて、それまで何かの理由によって彼/彼女の停止していた思考が新たに動き出すとしたら、アートの意味をさらに更新する状況になる、という仮説のもとに、人と人が交叉し、つながっていく実践=プラクティスをコンセプトとして位置付けています。
書物とアートから演繹してみる。
今、この町で書物とアート。
「書物と町」プロジェクト内容
「第9回 書物とアート 演繹してみる」
古書と愛読書でつながるフリーマーケット
「書物と町」
会期 5月24日(土) 5月25日(日)
時間 10:00〜16:00同時開催
会場 マツモトアートセンター1階 通路 駐車場 建物内空きスペース
*美術家や造形家による工芸品のフリーマーケット
*古書販売や自費出版の本の販売
*無農薬野菜販売
*珈琲の店
*飯田屋飴店「ぶつぶつ文庫」との連動など。
*出店者による トーク/イベント/ワークショップ
・演繹1 詩人、みなもと琴によるポエトリーリ―ディングと飴山瑛による詩吟
・演繹2 books電線の鳥 店主による身体表現
・演繹3 日之出音楽堂バイオリン三村昌子+アコーディオン笹川栞
Tipping路上ライブ 25日(日)
参考―――
「書物と町」に参加する出店者の方々へのマツモトアートセンターからの「第9回 書物とアート 演繹してみる」に参加するにあたってのアクションについて。
演繹法とは「一般的・普遍的な前提から個別的・特殊な結論を得る論理的な推論」と定義されます。公理(論証抜きで真だと仮定される根本命題)が決まれば、そこから論理的にさまざまな定理を導きだすことができます。
「書物とアート」の公理は「書物はこころを動かす力がある」。
出店者の皆様に、各々の愛読書の中の「人生を変えた本」なら「この本!!」という愛読書を店頭に展示し、その書物の知恵と魅力を「見せる」ことで、お客様との対話をひろげ、ご自身のお店を<見せる=店>の表現スペースとして展開させるアートプロジェクトを実践していただきます。書物は、単行本/文庫本/画集/ビジネス書などです。商品でも非売品でも、もしくはそれらの組み合わせでもOKです。
各店舗が接客の際、選書の書籍をめぐって、「本を見せる」ことで対話の空間をつくるプラクティスです。
それは、店舗をひらくという仕事を「見せる」『表現』ととらえる、ソーシャルエンゲージドワークもしくは、直接的な話しあいと繋がりの機会をつくる「ダイアログリック・アート」の実践=現代美術といえます。
つまり「書物とアート」というプロジェクトをとおして、人と人との関係を広げ、その出会いが、新しい店舗活動の賑わいを見せるなら、その状況は「書物の力」の顕現の造形と捉えることが可能です。
「書物とアート」で演繹してみる。
それは、大きな意味での『ART』ふれるプロジェクトだといえるでしょう。
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お近くにお出かけの際はぜひお立ち寄りくださいますようご案内申し上げます。
マツモトアートセンター
代表 北澤一伯